花粉症の症状を改善する成分多く含む食品はたくさんあります。

ここではアレルギー鼻炎(花粉症)に効果のある食品を分類別にご紹介していきます。

■キノコ類

 

キノコ類に含まれるビタミンB1、B2、B6は、免疫機能を向上する働きがあります。またビタミンDもシイタケ、ヒメマツタケに多く含まれ、日光に当てることでビタミンDを増やすことができます。ちなみに、ビタミンB群は水に溶けやすい性質であるため、溶け出したビタミンを同時に摂取できる料理がおすすめです。鍋料理やさまざまなキノコをたっぷり入れたキノコ汁がいいでしょう。

 

■紫蘇(しそ)

 

しそには花粉症の原因でもあるアレルギー症状を抑え、免疫機能の働きを正常に戻してくれる働きがあります。またしそに含まれるα‐リノレン酸は、悪玉コレステロールを減少させる働きがあります。

■蕗(ふき)

 

ふきにはフキノール酸と呼ばれる成分が含まれており、花粉症に効果があります。ふきが苦手な方の中に、ふきの持つアクの強さがあります。しかしこのアクこそがフキノール酸なのです。苦いまま食べるのはとても大変ですから、味噌汁の具としてふきを使うのがおいしくいただく方法です。

■山葵(わさび)

 

メジャーな薬味として活躍の多いわさびも、花粉症を改善する効果があります。特にイソチオシアン酸アリルというわさびのにおい成分には、花粉症のたんぱく質成分と結合し、無害化するという作用があります。またツンとする独特の匂いも、鼻の粘膜に作用し、鼻ずまりを改善する効果があります。ですが、涙が出るほどに辛いわさびをそのまま食べるのは、とてもつらいことですよね。そこで、刺身やそばつゆに加えるほか、葉わさびの料理をいただくのもおいしく取り入れるコツです。

■菜花(なばな)

 

「なばな」という名前はあまり聞き慣れないかもしれませんが、つぼみを食用にした菜の花のことです。地域によっては『摘み菜』や『かき菜』とも呼ばれます。この菜葉に含まれる豊富なビタミンCが、花粉症の症状を抑えるために効果を発揮しています。

■納豆

 

『畑の牛肉』と呼ばれる大豆の加工食品である納豆も、花粉症の症状を軽減することに一役買っています。でんぷん分解酵素の『アミラーゼ』、たんぱく質分解酵素の『プロテアーゼ』、繊維質分解酵素『セルラーゼ』、尿素分解酵素の『ウレアーゼ』、そして中性脂肪分解酵素『リパーゼ』など、納豆に含まれる分解酵素が花粉症状改善に作用してくれます。また、納豆といえば話題の『ナットウキナーゼ』も血流をよくする作用があります。血流を良くすることによって鼻粘膜を治療することにつながります。

■ヨーグルト

 

『ヨーグルトを食べることで花粉症の症状が治まる』という話を聞き、そんな画期的な商品が発売されたのか!と思いきや、そうではなかったことを記憶しています(笑)この、ヨーグルトを食べて花粉症を改善するというメカニズムは、ヨーグルトに含まれる乳酸菌による整腸作用です。花粉症対策には、免疫機能を正常にすることが有効だということを先ほどお話しましたが、それが腸の調子を整えることで実現することが可能なのです。上手なヨーグルトの摂取方法は、花粉症の症状が出る始める前から食べるのが良い方法です。

■お寿司

 

お寿司を食べることによって、花粉症の改善に有効とされる成分DHA(青魚)とイソチオシアン酸アリル(わさび)を摂取できるのです。近年では回転寿司店が増え、以前はご馳走とされたお寿司を、安価で手軽に食べれるようになってきました。お寿司を食べて花粉症に効くなんて二倍嬉しいですよね。特におススメのネタは、DHAの多く含まれている青魚のサバやサンマの握りです。さらにシソを添えたネタがあるなら、なおよしといったところですね。

■花粉症緩和米

 

花粉症患者増加に伴い、ご飯を食べるだけで花粉症症状を治療していく『花粉症緩和米』というお米が開発されています。どのような効果があるのかというと、このお米を摂取することにより、体内に花粉が侵入してきた錯覚を起こし、少しずつ花粉の刺激に慣れさせてゆくのです。いわば『食べる減感作治療法』と言えるでしょう。しかし、花粉症緩和米はまだ研究段階です。ご飯を食べながら花粉症を改善できる日がやってくるといいですね。

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